今も生きづく広島伝統の海苔養殖
最高の海苔づくりを目指して。
海苔の評価は、色(黒く)、艶、味の3拍子揃ったものが一流品。
いかに良品質の製品をつくるか、日々切磋琢磨しながら、最高の海苔づくりを目指しています。
海苔師の仕事
海苔師は、水車に海苔網を巻き、注意深く付着した海苔の種の様子を観察します。
安定して海苔を収穫するための陸上採苗という方法。
海苔の苗が付いた海苔網は、このあと海の水温が下がるまで、陸に上げて冷凍庫で保管します。
10月ごろ海水温が23℃をきると、海に網を張り込み育苗します。
12月ともなれば冬のはじまり、そして海苔の収穫のスタートです。
凍てつく冬の朝、海苔師たちは夜明け前から海苔摘みに出かけます。
漁場の網の下に船を通し、伸びた海苔の芽を刈り取る摘採作業をします。
海苔はとても繊細。収穫のタイミングが少し遅れただけでも質が落ちてしまいます。
海苔師の仕事は収穫して終わりではなく製品加工までする点は、ほかの漁師との大きな違いといえます。
繁忙期には、海の仕事と平行して工場も稼働させるため、仕事を分担して行います。